お子様の成長に合わせた治療を
乳歯は柔らかいので、むし歯の進行が早くすぐに神経に達してしまいます。
永久歯が上手く生えてこれるようにお子様の成長に合わせた治療を行います。
また、歯医者嫌いにならないように、雰囲気、音、痛みなどに最大限配慮をしています。
乳歯のむし歯の治療の重要性
「乳歯は萌え変わるから、むし歯になっても放っておいても大丈夫」ということはありません。
お子様の将来のためにも必ず歯科医院にご相談ください。
永久歯の成長のために
乳歯のむし歯がひどくなり歯の根に膿が溜まると、その下にある永久歯が発育不良を起こします。「ターナー歯」と呼ばれる、形がいびつだったり、極端に小さかったり、茶色に変色したりした永久歯が生えてくる原因になります。
健やかな成長のために
痛みがあると生活や集中力に支障が出るのは大人も子供も同じことです。運動能力が下がる、学習能力が下がるなどの影響が心配です。
また、よく噛まずに食べたり食べ物をそのまま飲み込んだりする癖がつくので、顎が成長せず小さいままになってしまいます。永久歯(乳歯より大きい)に萌え変わった時に歯が並びきらず、歯並びが悪くなってしまう原因になります。
ご家族の方へのお願い
特に4歳~5歳のむし歯に注意してください
4~5歳くらいまではむし歯になりやすい上に進行も早いのですが、よく見ないと初期症状はわかりません。
歯の表面に白い濁りが見られたら、歯の表面のエナメル質が溶けるむし歯の初期症状です。
できるだけ早く歯科医院に相談されることをおすすめします。
お子様を連れて来られる際のお願い
子供は嘘に敏感です。お子様が前向きに治療に取り組めるように、嘘の行き先を言ったり脅して連れてくることは可能な限り避けてください。
また、むし歯の進行度やお子様の感度によっては、痛みに配慮をしても痛みが出る可能性はありますので「痛くないよ」と言うこともなるべくであれば避けてください。
ふく歯科の小児歯科治療
大人になってから「歯医者が嫌い」という方は、子供の頃に「怖い」「痛い」などの恐怖体験をされた方がほとんどです。
そこで、ふく歯科では歯医者嫌いをつくらない歯科医院を目指して工夫をしています。
脅さない、怖がらせない、無理に押さえつけない
言うことを聞かないからといって怒鳴って叱りつけたり、お子様を怖がらせるようなことは言いません。また、拘束具を使って無理に押さえつけて治療をするということもしません。
※お子様の安全のためにどうしても必要な場合はご両親に前もってご相談させていただくことがあります。
痛みや恐怖に最大限配慮
相手が子供だからといって、痛みを我慢させたり怖がったまま治療を進めたりということはしません。
通常の注射よりも痛みの少ない電動注射器を使ったり、音の静かな機械を使うなどして、可能な限り痛みや恐怖を無くせるように配慮します。
声かけをしっかりします
注射の前に「少しチクッとしたらごめんね」と声をかけたり、機械のスイッチを入れる時に「大きな音がするけど大丈夫だよ」と声をかけたりして、お子様に安心感を与えます
「できた」を大切に
初めから上手に治療を受けられるお子様はいません。大きなお子様でも、初めての治療の際にはスムーズに進まないのは普通のことです。
まずは椅子に座る、椅子を寝かせる、お口に器具を入れてみる、歯にお水をかけてみる、など、小さなことからスタートします。
「できた」時はたくさん褒めて、最終的には一人で治療が受けられるようにトレーニングしていきます。
子供だからこそ大切にしたい「予防歯科」
ふく歯科では、お子様向けの「予防歯科」をご用意しています。
予防歯科を受けるメリット
歯科医院に慣れる
定期的に歯科医院に通う習慣があれば、大人になってから「歯医者が億劫だ、怖い、行きたくない」と思う可能性を減らせます。
治療の痛みを減らせる
毎回歯の状態をチェックしますので、むし歯を早期に発見することができます。治療開始が早いほど、痛みは少なくて済みます。
正しいブラッシング習慣
自分の歯を守れる大人になるためには、正しい歯ブラシの習慣が大切です。予防歯科ではブラッシングの指導も行います。
子供のむし歯を防ぐための主な予防歯科のメニュー
フッ素
フッ素を塗ることで、歯のエナメル質を丈夫にしてむし歯菌の働きを抑えます。年に2~4回塗るようにするのがおすすめです。
シーラント
萌えてきたばかりの6歳臼歯には、細くて深い溝がたくさんあります。「溝を埋めてむし歯にならないようにしてしまおう」というのが「シーラント」と呼ばれる予防方法です。
ただし、溝を埋めるだけなので取れてしまうこともあるので、定期的に歯科医院でチェックするようにしてください。